〖吹奏楽部〗 全国大会出場決定！

本校吹奏楽部は、10月11日（土）に長野県ビッグハットで開催された第39回東海マーチングコンテストにおいて金賞を受賞し、全国大会への出場を決めました。

東海大会の出演順は、安城学園高校、名電高校に続く9番目でした。比較による審査（絶対評価ではなく相対評価）となる吹奏楽コンテストにおいて、全国大会常連校の直後という順番は、誰の目にも不利と思われました。
しかし本校は、これまでのマーチングの方針を見直し、ミュージカル作品からの選曲という新たな挑戦に取り組みました。派手なパフォーマンスが目立つマーチングコンテストにおいて、本校は「丁寧な音楽づくり」を大切にし、音の響きと表現の深さを追求しました。その結果、他の出演団体とは異なる印象的な演奏・演技を披露することができたことが、今回の成果につながったと顧問は振り返っています。

今年の演目は、C.M.シェーンベルク作曲「ミス・サイゴン」。ベトナム戦争下の悲恋を描いたこのミュージカル作品を、戦後80年、ベトナム戦争終結50年という節目の年に選曲しました。音楽を通して平和への祈りを表現した演奏は、多くの観客の心を打ちました。

夏の吹奏楽コンクールでは人数制限のためチームを分けての出場となりましたが、マーチングコンテストは部員全員で臨む初めての大会でした。人数が多い分、動きや表現の統一には困難もありましたが、マーチングスタッフや上級生を中心に力を合わせ、練習を重ねる中で強い一体感を育むことができました。

11月23日（日）には、大阪城ホールで開催される第38回全日本マーチングコンテストに出場します。本校吹奏楽部は、さらに演奏と演技に磨きをかけ、「TSW」の音楽を全国に響かせます。