お知らせ
願わくは、
われこの父母所生の身をもって、
三宝の願海に回向す。
一動一静法式に違わず、
今身より仏身にいたるまで、
その中間において、
生々世々、
出生入死仏法を離れず、
在々所々、
広く衆生を度して疲厭を生せず、
あるいは剣樹刀山の上、
あるいは鑊湯炉炭の中、
ただこの正法眼蔵をもって重担となし、
随所に主宰とならん。
伏して願わくは、
三宝証明し、
仏祖護念したまわんことを。
私の心からの願いとするところは、父母から授かったこの身体を、すべての生きとし生けるもののために、わが身を犠牲にしてでも奉仕するということです。
そのためには、これから以後は私の動作のすべてにおいて、仏法の目的や規則にそむくことなく、この後、生まれ変わり、死に変わりながら理想の境地に至るまで、いつでもどこでも人々を救う労を厭いません。
たとえその間に剣の樹や、刀の山に登らされるような、また、熱湯の中や燃え盛る炉の中に投げ込まれるような迫害を受けようとも、私はこの正しい教えを信じ、実現することが私の任務であると考え努力致します。
そして何時、何処にあっても、なくてはならぬ人であることを目指して頑張ります。
どうか私のこの大きな願いをお認めくださって、この目的が達成できますように叱咤激励してくださいますようお願い申し上げます。
