【2年生】「平和教育」演劇鑑賞 ― 舞台での気づきを、沖縄・北部九州での学びへ ―

本校2年生は、11月に予定している沖縄・北部九州への修学旅行に向け、平和教育の一環として演劇鑑賞を行いました。
鑑賞したのは、演技集団「Dst(ディースタジオ)」による『飛行機と雲』です。3年前にも本校で上演していただき、当時鑑賞した教員からも、生徒たちにぜひ見てほしいという声が上がっていた作品です。
〈作品のあらすじ〉
特攻命令を受けた桜花振武隊の村上衛少尉は、親友に別れを告げ、飛び立ちます。しかし、沖縄へ向かう途中、大きな雲に包まれ、彼の飛行機はどこかへ消えてしまいます。
そして、舞台は現代へ。
令和の日本に降り立った特攻隊員が目にしたものとは。
彼と出会った人々は、どのように変わっていくのか。
そして、時が来たとき、彼が下した決断とは。
今回の公演には、在学中にバスケットボール部に所属していた本校の卒業生も出演しました。現在は「Dst(ディースタジオ)」の一員として活動しており、生徒たちにとって、演劇の世界で活躍する先輩の姿に触れる機会にもなりました。
〈生徒たちの感想〉
鑑賞後には、生徒たちから多くの感想が寄せられました。その一部を紹介します。
●ずっと戦争の劇をするのではなく、日常のユニークなシーンなどもあって、楽しく笑いながら学ぶことができました。
●現代から戦争について考えさせられる作品が多い中、戦時中の人から見た現代という考え方が含まれているのが新鮮でした。現代には当時とは異なる問題があり、戦争の経験を活かせていないことで引き起こされているものも多いと気がつきました。それと同時に、今ある幸せにも気がつき、戦死された方の思いを無駄にしないようにしたいと思いました。
●みんなが知っているキャラクターや曲が出てきたり、面白いシーンも多くて楽しかったです。ありがとうございました。
●本日はありがとうございました。とても面白かったです。いじめが深刻な問題となっているということを改めて確認できました。これから行く修学旅行では、戦争があった現地に行ける良い機会なので、しっかり戦争について知りたいと思うことができました。
●セリフの一つ一つに感情が込められていて、鳥肌が立ちました。感情移入しながら見ていましたが、途中で少し泣きそうになり、頑張って抑えました。
生徒たちの感想からは、戦争の歴史だけでなく、いじめなど身近な問題や、今ある日常の幸せにも目を向けた様子が伝わってきます。今回の演劇鑑賞は、平和な現代を生きる私たち自身のあり方を考える機会にもなりました。
11月の修学旅行では、沖縄や北部九州を実際に訪れ、戦争の歴史や平和の尊さについて学びます。舞台を通して生まれた気づきや問いを胸に、現地で見て、聞いて、考えながら、一人ひとりの学びを深めていきます。
公演後には、学年主任と「Dst(ディースタジオ)」の皆さんで記念撮影を行いました。心に残る舞台を届けてくださった皆さんに、心より感謝申し上げます。



