【豊川海軍工廠学徒動員戦没者追悼式】

本日8月7日は、今から80年前の昭和20年、豊川海軍工廠が空襲を受け、およそ2,500名もの尊い命が失われた日です。当時、本校に在籍していた生徒6名も犠牲となりました。
本校では、犠牲となられた御霊に哀悼の意を表し、そして恒久の平和を祈念するために、8月7日を曜日にかかわらず登校日と定め、追悼式を実施しています。
本日の追悼式では、開式後、全校生徒・教職員による黙祷を行い、続いて教頭、生徒会役員、クラス代表の順に献花を行いました。
また、平和教育の一環として、今年度は2年9組の丸山未夢さんが平和講演を担当し、ご自身の言葉で「命の尊さ」や「今ある平和の意味」について語ってくれました。例年は外部講師をお招きしておりますが、今年は生徒による講演を通して、身近な視点から平和について学ぶ機会となりました。生徒たちは講演に真剣に耳を傾け、それぞれの心に平和の大切さを刻んでいる様子が印象的でした。
さらに今年度は、豊川市文化会館にて開催された「豊川市平和記念式典」に、各学年のクラス代表生徒が参加し、地域の方々とともに平和について考える貴重な時間を過ごしました。当日は卓球部の生徒も式典ボランティアとして運営に協力し、学校の枠を超えて地域社会とつながる活動となりました。
この追悼式を通じて、生徒たちが過去の歴史に思いを馳せ、当たり前の日常の尊さに感謝しながら、「これからの世界をどのように平和へと導いていくのか」について主体的に考える契機となることを願っています。
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