【第2学期終業式】「一人一人が主役」躍動した2学期を振り返る

12月23日、本校鳳翔閣にて、第2学期終業式が行われました。
式の中で、校長先生からは、2学期始業式で生徒たちに伝えた
「一人一人が主役として取り組んでほしい」という言葉について、改めて振り返りがありました。
誰かに言われて動くのではなく、自分で考え、自分で判断し、自分の役割を果たす。
主体的な姿を期待しての言葉でしたが、この2学期を通して、生徒たちはその思いを実際の行動で示してくれました。
学園祭では、生徒が主体となり、企画・準備・運営の中心を担いました。
思い通りにいかないことや意見がぶつかる場面もありましたが、話し合いを重ね、工夫し、最後までやり抜いたクラス展示やパフォーマンスは、大変印象深いものとなりました。
体育大会では、仲間を全力で応援し合う姿や、はじけるような笑顔が随所に見られました。
1日開催の復活は、生徒一人一人の活躍の場を広げ、改めて「正解だった」と強く感じられる一日となりました。
これらに共通しているのは、「主体的に関わった経験」です。
誰かが用意した答えをなぞるのではなく、自ら考え、選び、行動した経験は、必ず皆さんを成長させます。
2学期に得た一つ一つの経験は、これからの人生の確かな土台となるでしょう。
また、校長先生からは、2学期において特に嬉しかった出来事として二つの話がありました。
一つ目は、部活動での活躍です。国際大会・全国大会への出場は17団体561名にのぼりました。
この活躍の陰には、仲間同士が互いに応援し合い、高め合える存在であったことが大きいと述べられました。
二つ目は、文化的な取り組みの活性化です。
愛知県私学弁論大会での17年ぶりの優勝、英語検定準1級合格者9名の輩出、さらに1学年で外国人講師28名を迎えて実施したオールイングリッシュデーなど、生徒たちが新たな扉を開く行事が数多く生まれました。
部活動だけではない、豊川高校全体のレベルアップを実感する2学期であったと語られました。
さらに視点を社会に向けると、政治の世界でも大きな動きが見られます。
政治というと自分たちとは関係がないように感じるかもしれませんが、実は私たちの生活そのものと深く結びついています。
18歳選挙権の時代を生きる一人として、関心を持ち、「なぜそうなるのか」「自分ならどう考えるか」と問いを持つことが、社会の一員としての第一歩であると話されました。
「一人一人が主役」。
この言葉を胸に、年末年始には女子サッカー部、弓道部、女子バレーボール部が全国大会を控えています。
また、共通テストや一般入試に臨む生徒たちにとっても、大切な時期となります。
この終業式は、生徒一人一人がこの2学期を振り返り、自らの成長を確かめる節目の時間となりました。
行事や日々の学校生活、部活動や学びの場で積み重ねてきた「主体的に関わる経験」は、確かな力として生徒たちの中に根づいています。
2学期に得た学びと挑戦を自信に変え、それぞれの目標に向かって歩みを進める冬となることを期待しています。
成長した姿で3学期に再会できることを楽しみにしています。
生徒の皆さん、2学期は本当によく頑張りました。
お疲れさまでした。

