【男女駅伝部】全国高校駅伝 男子8位入賞・女子20位

12月21日、京都・都大路を舞台に開催された
全国高等学校駅伝競走大会 において、本校男女駅伝部が全国の強豪校に挑み、男子8位入賞、女子20位という成果を収めました。
当日は早朝4時30分、応援団を乗せた6台のバスが京都へ向けて出発しました。
この大規模な応援体制は、豊川信用金庫様をはじめ、地域の皆さま、保護者、同窓会の皆さまのご支援・ご協力によって実現したものです。先輩方が築いてきた信頼の積み重ねの上に、今の豊川高校があります。選手・応援団ともに、その誇りと感謝の気持ちを胸に都大路に立ちました。
応援団は、駅伝部、陸上部、硬式野球部、吹奏楽部、和太鼓部、チアリーディング部、写真部、男子バスケットボール部、一般生徒、保護者・同窓会の皆さまで構成されました。移動中から自然と「チーム豊川」という一体感が生まれ、京都の地では学校全体が一つになった応援が展開されました。
女子の部は、雨が降りしきる厳しいコンディションの中でのレースとなりました。
1区を任された谷凪紗選手(3年)は、昨年同区間で悔しい思いをした経験を糧に、この1年積み重ねてきた練習への自信を胸にスタート。14位と好位置で襷をつなぎ、チームに流れを呼び込みました。続く2区の蒲生悠桜選手(3年)も一つ順位を上げ、粘り強い走りを披露しましたが、終盤で全国の壁に阻まれ、最終順位は20位となりました。
「過去最弱」と言われた新チームから始まり、持久力と精神力を鍛え抜いてきた女子チーム。全国の舞台で堂々と戦い抜いた姿は、確かな成長を示すレースとなりました。
午後に行われた男子の部も、雨脚が強まる中でのスタートとなりました。
1区の大沼光琉選手(2年)は30位とやや出遅れましたが、激戦の中でも冷静に流れをつかみました。続く2区で森田陽翔選手(2年)が9人を抜き、3区では吉村竜友健選手(2年)がさらに7人を抜く快走で一気に順位を押し上げました。
4区の伊藤颯汰選手(3年)、5区の中川拓海選手(3年)も粘りの走りを見せ、6区の嶋岡希選手(2年)が入賞圏内でアンカーへ襷をつなぎました。
最終7区を走った永嶋駿樹選手(2年)は、「全員が役割を果たし、入賞するための走りができた」と振り返ります。奈良修監督が「頭をよく使う選手」と評するアンカーは、10位で走り出すと、自身のペースを守りながらレースを展開。3.8キロ地点で8位集団を捉えると一気にギアを上げ、7年ぶりとなる全国8位入賞でゴールしました。ゴール後のガッツポーズは、チーム全員の努力の結晶でした。
普段から自分たちで考え、工夫しながら練習を重ねてきたことで、個々の強みが発揮できるチームへと成長しました。奈良監督からは「今年は入賞、来年は優勝」という新たな目標も示されています。今回出走した選手の多くは2年生。全国の舞台で得た経験を糧に、次なる挑戦が始まります。
雨の都大路で得た経験と学びは、選手一人ひとりの確かな財産となりました。
走った選手、支えた応援団、関わってくださったすべての方々が「チーム豊川」です。
今後とも、豊川高校駅伝部への温かいご声援をよろしくお願いいたします。




