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【演劇部】平和を希求し、思いを伝える

9月6日(土)、豊川高校鳳翔閣(講堂)にて、演劇部が創作劇『すけっちぶっく』を上演しました。本作品は豊川海軍工廠の戦災を題材とし、初演より5年目を迎えた継続上演です。今年は戦後80年の節目にあたり、例年以上に多くの注目を集めました。今回は「小坂井おやこ劇場」さんとの共催により、地域文化交流の場としても新しい一歩を刻みました。

今回は地域文化の発展と平和の学びをテーマとし、小坂井おやこ劇場さんとのコラボレーション企画として実施。たくさんのおやこ劇場の会員の方々、豊川高校の保護者・生徒の皆さんを対象に『すけっちぶっく』を上演しました。上演後には観劇された全員と交流会を行い、演劇部員への劇づくりに関する質疑応答や、制作の思いや苦労が語られる一方で、観客からの感想や質問も寄せられ、笑顔と感動の交わる楽しいひとときとなりました。

<観客のみなさんの感想>

すばらしかったです。生きることができなかった者、生き残った者、どちらの想いも丁寧に描かれているのが良かったです。海軍工廠の見学に行ったことがあります。戦争について、たくさんの人に演劇で伝えられるのがすばらしいと思います。また、観たいです!

高校生の表現力のレベルの高さに圧倒されました。スケッチブックを破られた場面から、みどりちゃんの号泣する場面、最後の教室のシーンまで、ずっと泣きっぱなしでした。作品としての完成度もものすごく高く、どんどん引き込まれていきました。途中で入るナレーションもぐっときました。「なぜ、戦争が起きたのか」、そのことをしっかり考え、戦争の悲惨さを伝え続けていくこと、平和の大切さを訴えていくこと、私たちにできることをしていかなければ、と感じることができました。3人の女学生、みどりちゃん、さつきちゃん、あかねちゃんのほのぼのとしたやりとりがほっこりしましたが、それが戦争の理不尽さをより際立たせていたと思いました。もっとたくさんの人に観てもらえるといいな!と思います。本当に本当に、すばらしかったです!!ありがとうございました。

最後のシーンが、すごく感どうしました。今は戦そうがなく、平和にくらせていいなぁと、すごく思いました。ありがとうございました。(小学生)

公演ありがとうございました。通し稽古から観させていただき、本番の上演中は、気迫ある演技にとても感動しました。終演後の交流会も、普段ではなかなか交わせない部員さんの言葉を聴けて、貴重な時間を持てて、ありがとうございました。5年前から『すけっちぶっく』を観たいと思いながら、なかなかチャンスがなく、今年に入り6月8日、8月7日、9月6日と観劇することができました。「おぼろ月夜」の劇中歌が心に刻まれました。歌声がとても素敵です。私自身も戦争を体験した方(凄惨な時代を生き抜いた方)のお話を聴いたことで、戦争をテーマにした作品を観る感覚が少し変わりはじめました。「平和を願う」、このテーマに対して私たちに何かできることはないだろうか?この先もずっと考えていきたいです。この作品にも込められている「私たちが語り継いでいきます」の思い。そんな創作劇『すけっちぶっく』を一人でも多くの市民の方々に観てもらいたいと思っていました。豊川高校の演劇部のみなさんに、お力添えをいただき文化交流会を開催でき、感激で胸がいっぱいです。これからも『すけっちぶっく』を繋げていってください。ありがとうございました。

高校生が演劇している感じがしなかった。あかねちゃんの演技が上手すぎて、感動しました。みどりちゃんの歌がすごくきれいでした。♪ 戦争のお話を上演してくれてありがとう。また、違う作品も観たいです。次に豊川高校演劇部の作品に出合えるようでしたら、娘を連れてきたいです。今日はありがとうございました。涙が出ました。

「時代」と一言で言ってはいけない程、今とはかけ離れた言いつくせない時代だったと思います。今、現代の子も、戦争当時の子も、夢や希望は同じ。どうか今の世の中が続きますように。生徒さんの演劇に思い起こさせられると共に、今の時代を大切に生きたいと思います。これからも頑張ってください!!

戦争が悲惨であることをよく表現できており、一気に劇に引き込まれた。なぜ、戦争が起きたのか? がいちばん問題であるがそれを考えるきっかけになった。でも、戦後80年経っても、その答えが出せないのが、いちばん問題であると思った。

戦争はほんとに起きてはいけない!!劇を通して私たちの生活(日常)が、当たり前ではないことを考えさせられました。(改めて)今できることをしていきたいと思います。みんなが幸せでいられますように!部員みなさんの演技がステキでした。ありがとうございました。

せんそうがどれだけたいへんで、ひとがしんでしまったんだな、と思いました。昔は今のように食べ物がなく、どんなに大変だったかを知りました。とてもかなしくてたいへんさをおぼえました。ありがとうございました。(小学生)

なみだなみだ……。 高校生のみなさんが戦争のことを考え、今回の劇を演じているというだけでも涙が出ます。娘と観ました。中学生です。いろんなことを考え、また涙…。とてもすばらしかったです。感動でした。

戦争のお話、と聞くと、つい背を向けたくなります。NHKのドラマや、これまでに戦争の話に触れる物語は、どれもハッピーエンドにならないから…。でも、このお話を考えたのが高校生の皆さんだと知って、そしてこの演劇を観て、それじゃいけないな、と思う自分がいます。過去にあったから、つらい経験があるから、もう戦争はしないだろう、と何となく?自分には遠い話のように感じていましたが、皆さんの様に語り継いでいく責任が私たちにもあるなと思うようになりました。ぜひ、何世代も継いでいってほしい作品です。

ほんとうにせんそうをかんじるはなしでした。(小学生)

心に響く演技でした。海軍工廠の近くで学んでいる豊川高校の学生さんが、演じ伝え続けることが大切だと思います。皆さんがんばってください。

一番楽しめるはずの年齢なのに、絵を描いたり、歌ったりと本当にささやかな楽しみすら許されなかったことに、不幸な時代を生きた子たちを思うと胸が痛みます。いつも隣にいた友人を亡くすなど、一生心の傷になるような体験であったと思います。今、私たちは幸せです。あたりまえにせず、感謝したいです。みどりさんの声、すごくキレイでした。おぼろ月夜癒されました。

豊川高校2年生の演劇ファンです。本日で3回目の『すけっちぶっく』上演を観させていただきました!!そろそろ他の作品公演も観たいと思っているんですが、やっぱり何回観ても泣けるすばらしい作品が『すけっちぶっく』ですね!!胸がきゅーっとなって、言葉だけでは伝えきれないことを「感じる」ことができました。これから海軍工廠の語り継ぎボランティアとして活動していく中で、この『すけっちぶっく』から影響を受けたこと、そしてこの劇そのものも、多くの方に伝えていきたいと思っています。あかねちゃん、みどりちゃん、さつきちゃん!みんな演技も歌も上手すぎー!!そして最後にみんなで寄り添って空を見上げるところも大好きです!照明も、音楽もバッチリ合っていて、とにかく感動しました!ありがとうございました。

豊川海軍工廠に実際に働いていた人たちと同じ年代の高校生が演じたことで、その時の彼女たちの心情がとてもリアルに伝わってきました。夢を奪われた若者たちは悔しかったでしょうね。
「戦争がなくなるにはどうすればいいか?」日本は戦後80年ですが、世界中で戦争中の国々はたくさんあり、終わるようすはありません。始めるのは簡単でも、終わらせるのは難しいものです。始めないことが大切です。戦争を始める前に話し合いをすることが大事だと思います。生き残った罪悪感は死ぬまで消えないんですね。戦争体験者の辛さが伝わってきました。

この『すけっちぶっく』の劇を通して、あらためて自分の夢を大切にしたいと思いました。(小学生)

みなさん、とても良かったです!おひとりおひとりが役になりきっていて、なんどもなんども泣けてしまいました!主人の母は95歳で亡くなりましたが、義母は認知症になっても時々海軍工廠に行っていた時のことを思い出しては当時のことを話してくれました。義母は当日友人がお腹をこわして豊橋の病院にその付き添いで行っていたので、空襲をまぬがれました。そして、帰り道に木にぶら下がっていた手足を見たことが忘れられない……!!生涯つらかった…と言い続けました。今、若い方が語り継いでくれることを誇りに思います!平和のありがたさを感じさせてもらえました!ありがとうございました。

高校生の学生さんの劇を観るのは初めてでした。新聞等で学生さんの劇のことは知っておりましたが、実際に観るのはとても素晴らしくて感動しました。台詞などを覚えるのもすごいですが、演じるのもすばらしいです。また、機会がありましたら、観たいです。ありがとうございました。

新聞の記事や豊川市の公報などで『すけっちぶっく』のことは読んで知っていましたが、実際に舞台を見る機会をいただき、とてもよかったと思います。亡くなった人の悔しさ、残った人の苦しみ、悲しみ、つらさを感じることができ、思わず涙が出てしまいました。子どもたちだけでなく、多くの人に観てほしいと思いました。

とても心に響きました。戦争を知らない世代がつくりあげたとは思えないくらい、ひびくものがありました。

<今後に向けて>

豊川高校演劇部は、平和を願い、地域と共に学び、次世代へと語り継ぐことを使命として活動を続けていきます。小中学校、地域での上演も可能です。平和学習の一環として、教室、体育館、公民館などでの開催も承っておりますので、ぜひお問い合わせください。

※劇に関するお問い合わせは、演劇部顧問 黒田啓一(0533-86-4121/豊川高校)まで。

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